仕事人としての東京ガスラグビー部 / works

第24回 野田滉貴(前編)

「与えられて」きた、考える機会。今度は「与える」立場になりたい。
ラグビーで。そしていつかは仕事でも。

まずは、ラグビーに関わったきっかけを教えてください。 

ラグビーは5歳から始めました。父がラグビースクールの指導者をしており、兄もラグビーをやっていたので、あまり記憶にないうちから気が付いたらラグビー三昧の生活が始まっていたという印象です。出身は長崎県で、非常にラグビースクールの活動が盛んな地域です。幸運にも強いチームに在籍できたということで、幼い頃から勝利を重ねる経験ができました。子供なので、この「勝つこと」がなにより嬉しかったですね。

高校ではご自身が3年生の時に全国大会へ出場。帝京大学在学中には、大学選手権連覇が注目を浴びました。その頃のことを教えてください。 

はい。兄も同じ大学で、帝京が大学選手権で初優勝の時の4年生でした。その後、入れ違いで僕が入学し、1年時に2連覇を果たすことになります。結果的に、私が大学を卒業するまで優勝を続けることができました。大学では「とにかく考える」ということを教わりました。指導者からなにか言われても、それをそのまま受け取るのではなく、言われたことを、上級生、下級生を交えてトークする時間が設けられ、さらに念押しでそれを言葉にするという流れが仕組みとしてありました。こうした他の大学とは一味違った指導法が話題になりました。監督のキャラクターについてもよく聞かれます。監督は怖いという雰囲気ではないのですが、選手と監督との間には常に緊張感がありましたね。いつなんどきも発言だけではなく顔の表情までしっかり見られているように思えて、今でも面と向かうと張り詰めるものがありますね。

東京ガス入社を意識したきっかけは? 

先輩に東京ガスに入社した前例はなく、実はあまり意識をしていませんでした。しかし、3年の冬に転機が訪れ、20歳以下の日本代表として練習に参加をしていた際に、コーチをしていらした中瀬さん(広報部CSR室)との繋がりもあって、声をかけていただきました。トップリーグという選択肢もあったのですが、プレーを終えた後のことを考え、また、なにより一番に声をかけてもらえたというのが大きいです。実は大学入学時も、「一番に声をかけてくれた」ことを理由に帝京大学に進学を決めました。

入社してから感じたことは? 

仕事とラグビーの両立が可能というポイントに魅かれていましたが、具体的には、両立がどうなっていくのかあまり想像ができていませんでした。学生の頃も、ある意味では「学業」と「練習」を両立していたはずなのですが、東京ガスの「仕事」と「練習」の両立はその深さが全く違いました。正直言うと練習自体は、大学のほうがずっとキツイのですが、それとはまた違う、仕事をしてから練習をするということの大変さ、疲労との戦い、判断の多さなどがありますね。

お仕事内容について教えてください。

仕事の内容としては一言でいうと「営業」です。オフィスビルや福祉施設といったような、一般家庭よりは大きいけれど、工業施設よりは小さいくらいの規模の建物を対象に、空調や給湯等でガスを使ってもらうための営業をしています。現在は神奈川県横須賀市や茅ヶ崎市等南部エリアを担当しています。今は入社3年目なのですが、1年目、2年目、3年目と仕事に対する意識が変わってきていますね。両立が一番苦しかったのは昨年(2015年)にあたる2年目。自分がメインで担当を持たせていただくようになり、仕事の奥深さ、大変さを実感しました。3年目となった今も、仕事の内容は変わりませんが、今年から担当エリアが変わりました。業務内容には少しずつ慣れてきているところはあるのですが、日々新しいことにぶつかって、今でもラクに両立できているとは言えないですね。仕事はやればやる程、新しい疑問にぶつかります。しかし、何とか少しでも早く仕事を覚えて、皆さんのお役に立ちたいと思っています。

今も懸命に模索している様子が伝わります。最近、仕事で最も冷や汗をかいたのはどんなことですか?

2016年4月から担当エリアが完全に変わり、これまで取引させていただいたお客さまではなく、新たなお客さまと仕事をするようになりました。ゼロからお客さまのことを知り関係を築くのですが、その中で、お客さまを怒らせてしまうような出来事がありました。ガス設備更新に当たり、営業パーソンとして機器を販売する会社や工事会社などいろいろな関係会社を取りまとめている立場なのですが、マネジメントが上手くいかずに1時間以上その場でお叱りを受けたことがあり、信頼が薄れた上にガス設備更新が白紙になるのではないかと冷や汗をかきました。もう一度「とにかく考える」ことに立ち返り、提案を重ね何とかお客さまにガス設備を更新して頂ける事になりました。まだまだ成長しなくてはいけませんね。


後篇は次週2月24日にお届けします!お楽しみに!
インタビュア:高野美穂

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