仕事人としての東京ガスラグビー部 / works

第21回 皆良田 勝 (後篇)

引き続き、皆良田選手のインタビュー後半をお届けいたします。

両立が一番大変だったのはいつですか?

両立ですか。最近は要領を掴めてきているので、大変ということは感じないです。とはいえ年次の若かった頃がそんなに忙しかったかというと、それもそうでもないなぁ……(笑)。「大変」とか「キツイ」という言葉で考えると浮かんでこないんですが、常に充実しているなということは凄く感じます。思い出してみれば、昨年は、練習が終わった後に仕事に戻ってきたなんていうこともありましたね。

お仕事上、繁忙期はいつになるんですか?

現在は大きなマンションに床暖房とかミストサウナを入れてもらうための営業をしているので、例えば、新しく大規模マンション開発に取り組むなど、大きな物件が出てくるとお手伝いできることが増えて繁忙期となります。

今の仕事の醍醐味と大変さを教えてください。

お客さまの抱えている悩みや課題を受け、提案し、それがお客さまの痒いところに手が届いたというか、納得していただけた時は嬉しいですよね。そこを目指してやっているので、これが醍醐味なのだと思います。大変なところは、うーん、お客さんのニーズと東京ガスという会社の事情があって、それらは必ずしも一致するわけではなく、その間にいる存在として、調整に苦心することがあります。

仕事上で記憶に残っている嬉しい出来事を教えてください。

1年目~4年目まで同じ部署にいて、ずっとライフバルさんと一緒に営業支援の仕事をしてきたのですが、初めて異動をするということになったタイミングで、お世話になったみなさんのもとへご挨拶に回りました。その時、「皆良田の企画があったからこそ売れたよ」というように声をかけてもらって。お世辞かもしれないですが、「仕事したな」という感じがして、嬉しかったことをよく覚えていますね。

ラグビーでの教訓が仕事に活きているなと思うことはありますか?

そうですね。自分はスクラムハーフというポジションで、攻撃の中で相手にボールを供給して、そのあとに繋げていくことが役目です。受け取る相手がどんなボールをどんな位置に欲しいのかを考えるのは当然なのですが、このとき受け手が望んでいることが、結構、個々で違っているんですね。そのマッチングを図るために、常に会話をすることを大切にしています。これはそのまま仕事に活かせると思っています。仕事の場合でもお客さんによって、現状や目指しているものがそれぞれ違うので、対話を大切にしています。キレイにまとめすぎかな?(笑)

現在は部の中でどんな役割を担っていると思っていますか?

平均年齢よりも随分と上になってきたので、一緒にグランドにいるうちにメンバーにいろんなことを伝えていきたいと思っています。個々の取り組む姿勢については、自分が入社した頃と比べてずいぶん変わったと思っています。練習前後にウエイトやパス練をする人も増えたし、栄養面を気にかける人も増えてきました。個々人の意識の変化を感じます。選手でいるうちはグランドで一生懸命やることがなにより大事だと思いますので、自分も含めたベテラン組が、いかにいい雰囲気を作ることができるかが大切だと思っています。

ラグビーだけ、仕事だけの生活は想像できますか?

もし、どちらか片方だけを取っていたら、今の自分はないような気がします。偽りなしに今とても充実した毎日を送れているのですが、これがもしラグビーだけの生活だったら、例えばこんな風にインタビューをしてもらっても、ちゃんと相手のことを考えてわかりやすく話しをするというようなことが学べていなかったと思っています。ラグビー以外の日々の取り組みは直接的には関係ないことかもしれませんが、ひとつひとつ丁寧に行うことが試合のパフォーマンスに影響を与えていると思います。反対に仕事だけだったら…?ラグビーなしでこれだけ仕事に全力で取り組めていたかというと……、それも難しいと思っていて、その理由は「ラグビーを」通じて、頑張れば個人、そしてチームとして結果がでるということを学んでいるので、仕事面で、結果が出ていない期間でも粘って努力をするということができるようになるのがもっと遅かったかもしれません。

社内で、「部署内」「ラグビー部内」2つの接点を持って活動することの影響は?

ラグビー部に仕事上で助けてもらうことはたくさんありますよ。なにか他部署のことで分からないことがあったら、まずはラグビー部員に電話して誰かと繋いでもらいます。ついこの間も神奈川の物件で、知りたいことがあったので、小関さんに電話してキーパーソンを紹介してもらいました。近頃では年下の部員の助けてもらうこともしょっちゅうですね。

聞き手のことを配慮して、わかりやすくお話してくれる姿には、選手としてだけではない、ビジネスパーソンとしての優秀さを感じました。

次回は1月27日(金)に高野選手のインタビュー前篇をお届けします!
(インタビュア:高野美穂)

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