仕事人としての東京ガスラグビー部 / works

第10回:小関大介 中篇

前篇に引き続き、小関大介のインタビューをお届けいたします。

前篇では、お仕事について聞かせて頂きましたが、仕事上での後輩育成ノウハウを、部内で発揮することはありますか?

いや、僕の場合、選手だけで考えると一番歳が近くても5歳違うので、部内で直接なにかを言うことはもうないです。ただただ見守っているつもりです。あえて直接言わないようにしています。仕事を一緒にしているメンバーとは話すことがありますけれどね。

確かに、部内での様子を拝見していて、こんなにお話しくださる方だと思っていなかったです。

(笑)。見守っているんです。ただただ。

東京ガスラグビー部、最年長として勤めていることで影響はありますか?

たくさんの人が働いているので、職種が違うとなかなか知り合えない人も多いのですが、初めて会うときに「あ、最年長ラグビー部だよね?」と言われることはとても多いですね。知名度が上がります。(笑) 結果、普通の社内ネットワークでは誘われない筋から飲み会などに誘ってもらえることは多いですね。

熊谷さんの記事に小関さんの名前があることにはどうやって気が付きましたか?

ある日、職場の人に聞かされました。「なんかお前載ってるぞ」と。取材を受けていないので、「いや載ってないですよ」と答えると「いや、下だ下だ!」と言われて。スクロールしたら確かに自分の名前がありました。(笑)

「上長からだけではなく、仕事上のいい評判を多く耳にする」という熊谷さんからのコメントを受けてどうですか?

僕は普通にやっているつもりなんですが、練習時間に間に合う18時まで、その日に来たことはその日のうちに回答、解決することをモットーにしています。

ここからは最年長として、入社からここまで部や仕事についてどのように考えてきたか教えてもらえませんか?

うちの部は5年に1回くらいのぺースで浮き沈みがあると思うんです。4、5年に1回波がくる。具体的には私が入った96年が良くて、その後2000年にまた良くて、と続きます。
上がるのはいいんですが、一度上がると、次は落ちるんです。理由として、上がっている時期に「このままでいい」と思ってしまうのではないかと思うんです。落ちていく理由は勝ったおごりで個人練習をしていないのではないかと。ただ、それ(個人練習)をどれだけやったか紙で出してもらうようなこととも違う。いい成績を残してからさらにアップしていくためにはその部分の意識が必要なんじゃないかな、と感じています。

個人のモチベーションは重要なファクターと思います。そうはいっても、すでに19年になろうとする東京ガスラグビー部人生。小関さんにもモチベーションの高くない時期がありましたか?

96年に入社して、97年に一度同じポジションの人が自分しかいなくなってしまったんです。この時は辛かった。嫌な思いもたくさんしました。その後2000年は僕にとっての絶頂期。しかし、忘れもしない2002年の8月24日に怪我をして1か月くらいの入院をし、その後約2年間ラグビーを休むことになりました。この時期のラグビーへのモチベーション維持がきつかった時期ですね。そうはいっても半年間だけ休み、そのあとは練習ができなくてもグランドに行っていました。

ただ、どうして気持ちが続いたかというと、自分の場合は少し特殊で、ちょうどその時期に、親父が倒れたんです。その親父に、「ラグビーはちゃんとやってね」と言い残された。その言葉に背中を押されてラグビーも、仕事もきちんとやりたいと思ったんです。

*中篇に引き続き、次週後篇をお届けいたします。(2014年5月12日更新予定)

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