仕事人としての東京ガスラグビー部 / works

第3回:熊谷良 前篇

ラグビーだけではなく仕事も本気でやりたかった。
そんな自分にとっては、東京ガスは、厳しくも有難い職場。
両立の秘訣は「はっきりさせること」

1999年に入社し、現在は引退して、東京ガス株式会社、人事部人事勤労Gにてご活躍をされている熊谷良さん(現役1999-2008 )。
入社から今に至るまでのお仕事についてお話を伺いました。

入社直後の配属と、その時のエピソードを聞かせてください。

入社して初めて配属になったのは、神奈川東産業エネルギー部というところです。30人くらいの事業部で、主に中小企業の工場への営業を担当していました。入社前から聞いていたように、自分がラグビー部だからといっての優遇や甘えは一切通用しない環境であったので、ラグビーだけではなく仕事も本気でやりたいと思っていた自分にとっては有難かったです。

そうはいっても、両立は大変だったのでは?

たまたま自分の配属は川崎であり、グランドのある大森とは距離が近かったんです。これは大変助かりました。両立というと難しいことのように聞こえますが、秘訣は「はっきりさせること」なのではないかと考えています。“この時間になったら僕はラグビーの練習に行くんです”これを周囲に理解してもらうことです。
そうは言っても、結果を出さないことには、自分だけのそんなわがままは通用しませんので、当然時間内は精一杯頑張りました。

今当時のことを振り返ると、練習時間が終わってからこっそり事業所に帰っていたこともありました。そして、そのことをなるべく気がつかれないようにもしていましたね。悔しいじゃないですか、ラグビーやっているから成果を残せないなんて言い訳をするのは。だからあぶれてしまった仕事は、戻ってこっそりと処理を…笑

「はっきり伝えて、それを実行する」そうすると、いつの間にか“あいつ頑張っているな”と思ってもらえる。ラグビーとの両立に限らず、仕事をうまく運ばせるコツはそういう好循環を作ることなのではないかなと思っています。自分が率先して動き、応援団を作って、もっと応援してもらう仕組みを作る。
何事も人のせいにしはじめると、不満ばかり思いついてしまいます。うじうじしないで、まずは自分がやるべきことをしっかりやる。

(人事がこんなことを言っては叱られますが…)僕は若手には「まずはラグビーを頑張れ」と言い続けているんです。でもこの言葉の真意は、AとB両方やらないといけないものがあって、片方を頑張ろうと思うと、もう片方の時間のやりくりを早く学べるのだ、という意図があります。つまり、ラグビーに注力しようと思えば、仕事の段取り力が早めにつく結果になる。これは両立するためには非常に大事なことだと思います。

最近の仕事について聞かせてください。

僕は今人事部で人事制度の改革を行っています。
ちょうど今年(2013年)の4月から新しい人事政策をスタートさせていますが、これはちょうど自分が人事部に配属になった2010年から仕掛けはじめたものです。

プロジェクトスタートが震災前だったため、内容は当初と少し変更されているのですが、これから社員数が自然減する中、少ない人数で高いアウトプットを出していただくために一人ひとりが最大に力を出せるように、処遇制度等、人事制度全般を大きく変えました。
僕が所属している人事勤労グループがこれらを担当しており、自分はそのとりまとめ役をさせて頂きました。

少し時代を遡って、入社のきっかけを教えてください。

きっかけは、柴田さん(2013年掲載時 部長)に声をかけて頂いたことです。

実は僕は、大学を卒業したらラグビーを完全に辞めて、今度は仕事で活躍をしたいと考えていました。たまたま慶応義塾大学に通っていて、先輩にもビジネス界で活躍する人が多かったためです。具体的な業界や企業も思い浮かべていて、概ねその道で進むことを決めておりました。

ところが、大学3・4年生だった当時、柴田さんが同大学のコーチ陣として加わり、お話をさせて頂く機会を得て、東京ガスでラグビーをするという選択肢が浮上します。
考えてみると、やっぱりラグビーがやりたい。当時の東京ガスラグビー部を見渡してみると、速水さんや、大谷津さん、守屋さんのようなトップ選手も所属していましたし、エネルギー業界を見渡しても将来性があると思いました。
これらを考えて、仕事も本当に両立できるのなら…とそれまでの決意を変えたんです。
仕事とラグビーの両立ができる会社として、東京ガスしか浮かびませんでした。

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