試合レポート / report

‘18 トップイーストリーグ 第6節 試合結果【VS清水建設ブルーシャークス】

2018/10/26 秩父宮ラグビー場

東京ガス 17 - 38 清水建設ブルーシャークス
T G PG DG Total   Total T G PG DG
1 1 0 0 7 1st 31 4 4 1 0
2 0 0 0 10 2nd 7 1 1 0 0
出場選手
東京ガス 清水建設ブルーシャークス
1.小山 洋平(中央導管事業部)
2.下山田 領治(神奈川導管事業部)
3.蛯名 崇博(北部導管事業部)
4.髙野 祐史(産業エネルギー事業部)
5.トロイ カレンダー(人事部)
6.箱崎 友己(需要開拓部)
7.粕谷 俊輔(神奈川計画推進部経理G)
8.ジャスティン ダウニー(人事部)
9.辰野 新之介(営業第二事業部)
10.サム ノートンナイト(人事部)
11.佐藤 宏哉(北部導管事業部)
12.西田 悠人(エネルギー企画部)
13.長尾 岳人(都市エネルギー事業部)
14.斉藤 春樹(都市エネルギー事業部)
15.黒澤 健(営業第一事業部)
16.小俣 勇也(神奈川導管事業部)
17.小川 一真(営業第二事業部)
18.松田 倫太郎(中央導管事業部)
19.ジョサム ランプリング(人事部)
20.鈴木 達哉(営業第二事業部)
21.小泉 泰介(神奈川導管事業部)
22.宗像 仁(神奈川導管事業部)
23.金 淳英(エネルギー提案推進部)
リザーブ

いつも東京ガスラグビー部にご理解とご支援を賜りありがとうございます。
2018年10月26日(金)、秩父宮ラグビー場にて、ジャパンラグビートップイーストDiv.1第6節、清水建設ブルーシャークス戦が行われました。当日は「東京ガスグループラグビー応援Day」ということで、東京ガスグループ約3,500,名の方にご来場いただき、(ラグビー部史上最多来場者数更新、過去最高1,000人)大変な盛り上がりの中で試合が開始されました。ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。それでは、観戦記をお伝えします。

○清水建設ブルーシャークス戦観戦記
 前半序盤から清水建設ペースでゲームが展開。前半最後にはトライ寸前まで迫るも、逆にカウンター攻撃を受け失点してしまうなど、常に追いかける立場に。後半は一転。終始、東京ガスペースで展開。2トライを挽回し、さらに終盤も攻め続けスタンドの応援も最高潮を迎えたところ、後半ロスタイム、東京ガスのパスを清水建設がインターセプト。そのままトライを奪われノーサイドを向かえた。ラグビー部として、今シーズン目標達成のため、絶対に負けられない戦いの中、絶望を突き付けられた瞬間であった。そして、本日お越しいただいた東京ガスグループ3,500人の皆さまに勝利を届けたいという思いも儚く散った。ただ、インターセプトした清水建設の選手が、勝利を確信した清水建設応援団の大歓声の中、右手を大きく上げゴールに走っている後ろで、東京ガスの背番号17小川一真(帝京大学出身、営業第二事業部所属)が一人、一生懸命その選手を追いかけていた。仮に、彼がタックルを決め清水建設の得点を防いだとしても、残り時間から見て、スコアを逆転し東京ガスが勝利を収めることは、99%、いや100%不可能であった。なぜ彼は最後まで全力疾走をして追いかけたのか、そこに何を思い、何を懸けたかったのか。楕円球は彼に何を思わせたのか。
 1995年、国際ラグビー連盟はアマチュア撤廃を意味する、「オープン化」宣言を行った。ラグビーはそれまでアマチュアスポーツの台頭とされ、日本のラグビーシーンでもアマチュアリズムが確立されていた。95年のアマチュア撤廃以降、プロ化が進み、学生と社会人の実力差は大きく開いてしまったが、90年代初頭までは、日本選手権の決勝は学生対社会人の構図ができ、その中で学生が勝利することもあり、アマチュアスポーツであるからこその魅力もたくさん存在した。また、社会人リーグにおいても、グラウンドに立っている選手が、応援席から見ると日中は自分の隣で仕事をしている人間であるなど、ここにもアマチュアスポーツとしての特徴が存在し、応援席は近年でいう「サポーター」というよりか、企業の応援団としての見方が強く、ラグビーは「企業スポーツ」としての地位を確立させていた。応援席も「企業対企業」として、戦っていたのだろう。だから声援に熱がこもるのも当たり前だ。
 東京ガスラグビー部の基本理念の中に、「ラグビーを通じて観る人に勇気と感動を与え、企業スポーツとして東京ガスグループの団結力、士気高揚に貢献する」という一文がある。前述した小川一真のプレーは、もしかしたらこの基本理念を体現したものなのかもしれない。「試合が決まっているのに、何を一生懸命になるのだろう」と普通は思う、「意味ないプレーだ」と普通は思う、それでも懸命にプレーをする、先がどうなろうがひたむきにプレーする。なぜならそれが私たちの使命でありそこに理由など存在しない。ただ、観ている側からすると、いつも隣で仕事している人間が、何かフィールドの上で一生懸命になってプレーしている、その現場を目撃すると、心が動かされる。スポーツは台本のない物語であり、その一瞬一瞬の中で様々なドラマが生まれる。もちろん、フィールドに立っている選手は、観客席の感動をもらおうと思ってプレーしているわけではなく、仲間のため、チームの勝利のため、必死になっているだけだ。だが、その「絵」が見ている人へ勇気と感動を与えるのだろう。今日、東京ガスラグビー部は結果として、試合に負けてしまい、業務時間内のキックオフ時間だったのにも関わらず、会場までお越しいただいた3,500人の皆さま、そして会場に来られなくても東京ガスラグビー部を応援いただいている皆さまに、「勝利」という結果で恩返しをすることはできなかった。この責任は重い。ただ、筆者は、試合終盤、東京ガス応援席から自然とまとまった応援コールが発せられたこと、そして、試合終了後に観客から選手に向けて放たれた「ありがとう」と言葉を耳にし、企業スポーツとしての素晴らしさ、東京ガスグループの団結力を感じることができた。これがラグビーであり、楕円球がもたらすドラマなのだろうか。決して本日の結果を美化するつもりはない。結果がすべての世界で、結果を残せなかったことは事実として受け止めなければならない。ただ、「ありがとう」という言葉が観客席から聞こえたことも事実としてここに記載したい。
 最後に、改めて、本日会場までお越しいただきご声援をいただいた皆さまに厚く御礼を申し上げます。東京ガスラグビー部は、選手・スタッフともに諦めることなく、ひたむきなプレーに徹し、今シーズン残りの試合もしっかり戦い抜きます。今後とも、どうぞ熱い応援よろしくお願いいたします。
 
○中瀬HCからのコメント
 まずは、今日の大事な一戦に3,500名もの東京ガスグループ関係者の皆様に駆けつけて頂いたことに対しまして、深く感謝いたします。選手はもちろんのこと、私自身も大きな勇気を頂いて試合に臨むことができました。しかしながら、結果としては本当に「残念」の一言に尽きます。ヤクルト戦の敗戦から選手達は必死に這い上がり、この試合に勝利すること一点に絞って準備を進めてきただけに、本当に残念でなりません。今日の試合は、清水建設の「個々の才能」に対して、いかに我々が「組織」で対抗できるかが最大のポイントだったのですが、相手の強みを消し切ることができず、また自分達のアタックスタイルに持ち込む機会を何度も逃してしまったことが悔やまれます。今後我々にできることは、残り3試合を全て勝利するということと、自分達のラグビースタイルを常に体現するということです。そのためにも、また次に向けて良い準備をしたいと思います。



















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