試合レポート / report

‘18シーズン公式戦第4節 試合結果【VSセコムラガッツ】

2018/10/06 セコム狭山グランド

東京ガス 33 - 27 セコムラガッツ
T G PG DG Total   Total T G PG DG
5 4 0 0 14 1st 17 2 2 1 0
3 2 0 0 19 2nd 10 1 1 1 0
出場選手
東京ガス セコムラガッツ
1.小俣 勇也(神奈川導管事業部)
2.下山田 領治(神奈川導管事業部)
3.蛯名 崇博(北部導管事業部)
4.村上 丈祐(東京ガスライフアサヒ(株))
5.トロイ カレンダー(人事部)
6.髙野 祐史(産業エネルギー事業部)
7.粕谷 俊輔(神奈川計画推進部経理G)
8.ジャスティン ダウニー(人事部)
9.辰野 新之介(営業第二事業部)
10.サム ノートンナイト(人事部)
11.野田 滉貴(都市エネルギー事業部)
12.金 淳英(エネルギー提案推進部)
13.長尾 岳人(都市エネルギー事業部)
14.斉藤 春樹(都市エネルギー事業部)
15.黒澤 健(営業第一事業部)
16.小山 洋平(中央導管事業部)
17.小川 一真(営業第二事業部)
18.松田 倫太郎(中央導管事業部)
19.ジョサム ランプリング(人事部)
20.鈴木 達哉(営業第二事業部)
21.小泉 泰介(神奈川導管事業部)
22.宗像 仁(神奈川導管事業部)
23.岡橋 大貴(北部導管事業部)
リザーブ

いつも東京ガスラグビー部にご理解とご支援を賜りありがとうございます。
2018年10月6日(土)、セコム狭山グラウンドにて、ジャパンラグビートップイーストDiv.1第4節、セコムラガッツ戦が行われました。この日の関東は、フェーン現象の影響で気温30度を超え、多くの地域で真夏日を記録しました。セコムグラウンドも例外ではなく、照り付ける太陽の中、10月とは思えない気候の中で試合が開始されました。セコムの手強いディフェンスを東京ガスのアタックが破れるか、熱い戦いが始まります。それでは、観戦記をお伝えします。

○セコムラガッツ戦観戦記
 元ラグビー日本代表監督の大西鐵之祐氏は過去にこのような言葉を残している。「戦法に絶対はない、だが絶対を信じない者は敗北する」今日の試合はまさしくこの言葉にふさわしい、両チームの「絶対」がぶつかりあった試合であった。セコムのひたむきに足首に突き刺さるタックル、諦めない執念という「絶対」に対し、東京ガスがその圧力を跳ね返し、得意の連続攻撃という「絶対」で勝負する。どちらも「隙を見せれば相手にやられる」といった緊張感の中、時計の針は進んでいく。
 前半開始から、東京ガスはボールを保持しながら攻撃を重ねていくも、セコムのディフェンスの前に簡単に前に出ることができない。しかし、セコムのペナルティから陣地を大きく前に出ると、前半5分、連続攻撃の中で、10番サムノートンナイト(オーストラリア出身、人事部所属)の内側に15番黒澤健(早稲田大学出身、営業第一事業部所属)がディフェンスの死角から走り込み、トライを奪った。このまま前節のように勢いに乗りたい東京ガスであったが、直後のキックオフの攻防から、今度は逆に東京ガスがペナルティを犯してしまい、陣地を大きく返されゴール前でのディフェンスの時間帯が続く。そして前半12分、セコムボールのスクラムから、連続攻撃を許し、トライを返され同点とされてしまう。アウェーでの試合という影響もあってか、グラウンドの空気はまるでセコムの「ジャイアントキリング」を期待しているかのような、異様な雰囲気に包まれていく。しかし、そのようなセコムファンの期待を裏切ってくれたのは、この男10番サムノートンナイトであった、前半30分、中盤でボールを受けると、一瞬足が止まったセコムディフェンスの隙をついて、ラインブレイク、そのまま自分で走り切りトライを奪う。ありがとうサム、ありがとうノートン。その後は、セコムもペナルティゴールを決めるなど、一進一退の攻防を展開するが、東京ガスのアタックに厚みが増し、少しづつではあるが、東京ガスが試合のペースを握り始める。ただ、前半ロスタイムに東京ガスに悪夢が待っていた。東京ガスは中盤からボールをスペースに運び、徐々にゲインしていき、このままトライまで行くかと思ったその瞬間、東京ガスのパスをセコムにインターセプトされてしまい、約80mを走り切られ逆転を許してしまう。そしてこのまま前半終了、会場はセコムファンの歓喜の余韻が残り、何とも嫌な流れで後半を迎えることとなった。
 後半、セコムの良い流れを断ち切り、主導権を握りたい東京ガスは、近年はケガで悩まされ、出場機会が無かったが、今シーズンはコンスタントに試合に出場し活躍をしている13番長尾岳人(早稲田大学出身、都市エネルギー事業部所属)がチームを救う。後半6分、敵陣22m中央付近のラックから、長尾岳人の一瞬の閃きと爆発的な瞬発力でラックサイドを抜け出しビッグゲイン、最後は11番野田滉貴(帝京大学出身、都市エネルギー事業部所属)がトライ。再逆転を決める。このまま試合を決めに行きたい東京ガスであったが、セコムの手強いディフェンスに突破口を見つけることができず、いたずらに時計の針が進んでいく。そのような中、後半25分、セコムボールのラインアウトから、きっとこの瞬間のために用意していたのであろう、セコムのサインプレーが綺麗に決まりトライを許す。この時点で21-24。セコムが3点リードで残り15分となる。さすがに筆者も、残り時間、そしてこのタイミングでのセコムのトライ、さらにそのセコムのトライの内容の良さ、セコムファンの勝利への期待をまじまじと感じ、「(もしラグビーの神様がいるならば)神様!何とかしてください!」と今シーズン初めて(少し)焦りを覚えた。でも大丈夫、今日はこの男がリザーブに名を連ねていたのだった。そう、ジョサムランプリング(ニュージーランド出身、人事部)だ!今シーズンから新たに加入したとてもシャイな23歳がチームを救った。トライを取られた直後の後半26分、中盤でパスをもらったジョー(ジョサムのニックネーム)は「本当にシャイなのか!?」と思わせるような力強いランニングでラインブレイク、相手ディフェンスをなぎ倒しながらゴール前まで突進、最後は6番髙野祐史(日本大学出身、産業エネルギー事業部所属)がトライを決め逆転に成功した。ジョサムへのメンバーチェンジが功を奏し、再び東京ガスに流れが来る。するとその5分後には、5番ビッグガイ198cmのトロイカレンダー(ニュージーランド出身、人事部所属)がダメ押しのトライを決め、勝利を引き寄せる、最後はセコムの執念の攻撃を退け、33-27で勝利を手にした。
 セコムはやはりディフェンスの良いチームで、とても厳しい試合となったが、このようなシーソーゲームを勝ち切れたという事実は、大きくチームの成長につながり、東京ガスにさらに勢いをつける良いゲームとなった。また、いちラグビーファンとしては、勝利に関係なく、お互いのチームの特徴を最大限に発揮し、ギリギリの差で勝利が分かれる試合というのは、本当に面白く、ラグビーの醍醐味が味わえる時間であり、今日その時間を共有できたということに対し、試合に関わった全ての方々に感謝をしたい。(きっとこういう試合が増えると、自ずとラグビーファンも増えていくと個人的には思っている)来週は、近年メキメキと実力をつけ台頭を現してきたヤクルトレビンズ戦であり、またまた厳しい試合が予想されるがチーム全員で力を出し切り、勝利をつかみにいきたい。
(文:広報工藤)

○中瀬HCからのコメント
今日の試合は、一言で言えば「良いレッスンを受けた」ということだと思います。セコムがひたむきで激しいコンタクトが強みのチームであることは十分わかった上で準備を進めてきましたが、今季初のアウェイ試合、レフリングへの対応等、様々な難しい要素の中、選手達は厳しいゲームを乗り切ってくれたと思います。大きな反省点としては、細かいテクニックや判断の部分でのミスで自分達の流れを断ち切ってしまうことが多かったため、そこをしっかり修正して、次のゲームに繋げていきたいと思います。

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